Monday 19 September 2011

夏の終わりの鎌倉


三浦海岸駅から電車に乗って鎌倉に到着。

鎌倉駅は相変わらず観光客で混んでいます。
昨日と同じく残暑厳しい日。
日焼け止めを塗って、帽子をかぶっていざ出発!


母は建長寺へ行きたいらしいので、
そこを目指してまずは鶴岡八幡宮に寄ることにしました。

細い裏参道は人の間を縫って歩くほどの混雑ぶり。
関東の人が気軽に行ける古都ということと、
おしゃれなカフェやレストラン、
雑貨屋さんが集まっているということもあり、
若い人から年配の人まで、観光客がたくさんいます。

途中、道ばたで売っていた鎌倉サイダーで休憩。
民家の横のちょっとしたスペースに小さな椅子が置いてあり、
サイダー売りのお兄さんがそこで休んでいくように勧めてくれました。
ラベルが可愛らしい。

レトロな雰囲気を守る店が多いのが魅力。
ついあちらこちらと立ち寄ってしまいます。


鶴岡八幡宮もまた、お祭りのような賑やかさ。
日本各地、外国からも人が集まって、
近所にこんな場所があると楽しいでしょうね。


鶴岡八幡宮を出ると、母が希望していた建長寺へ。
地図上では鎌倉駅方面から北鎌倉駅方面へ歩きます。
大きな道路沿いで、日傘を持っていたらすれ違えないほど歩道が狭くて
あまり楽しい道のりとはいえないけど、
私たちの他にも建長寺目当ての人が結構います。


建長寺は1253年に北条時頼が建立した我が国最古の禅寺で
中国の高僧が迎え入れられ発展したということです。
美しく、堂々としています。

特に2003年に小泉淳作によって描かれた
法堂の天井画は有名で、人だかりができていました。
竜がまるで今にも飛び出してきそうなほど、
生き生きとして法堂の天井を支配します。

すごい存在感です。

法堂の他にもいくつかある建物を拝観ました。
夫は古い柏槙(びゃくしん)に興味津々でした。

建長寺を後にしてうどん屋さんでお昼ご飯を食べた後は
夫の希望で竹の庭園がある報告寺へ。

途中、「源頼朝の墓」という標識があり、
母がぜひ立ち寄りたいとのこと。
住宅街は道路などがきちんと整備されていて、
鎌倉時代からの遺跡が身近にあるなど想像がつきません。

源頼朝の墓は学校の隣の、ひっそりとした丘の上にありました。
墓の周りは当時のまま、という雰囲気で、
特別豪華絢爛でもなんでもありません。
ここでも手を合わせます。


さて、報告寺へ向かいます。

ここは駅から3キロ以上はありそうですが、
かなり混んでいます。若い人が多い。
200円くらいの拝観料を払い、竹の庭園に入ります。

高くまっすぐに伸びる竹林。
今まで竹林を見たことがないので感心しました。
外よりもひんやりしていて、休憩にはもってこいの空気。
あいにく人が多いので並んで拝観しなければならず、
お茶室も満席だったので、あまり長くはいられませんでしたが。

別の中庭も個性的だったので、しばらく眺めていました。

帰りはバスに乗って鎌倉駅に戻りました。
他にもたくさん見たい場所があったのですが、
もう夕方です。次の機会もあるでしょう。。。

帰る前に一休みしたかったのでカフェを探しますが、
駅近くのカフェはどこも満席で、一苦労です。
ようやく地下に入り口のあるカフェに入り、
冷たいカフェオレで小休止。

皆いい具合に疲れて、夏の終わりを満喫しました。

充実した鎌倉旅行でした!